【農園の日常】バナナの花から収穫まで〜幻の国産バナナの甘さの秘密は「冬の温度管理」と「追熟」〜

突然ですが、皆さん「バナナの花」を見たことはありますか?

国産バナナ「グロスミッシェル」の花(蕾)の写真

上の写真がバナナの花です。紫色の大きな花びらの下に、私たちが普段食べているバナナの実が隠れています。 実は、バナナの花が咲いてから収穫できるサイズに成長するまでには、約半年間もの時間がかかります。つまり、現在収穫を迎えている夏のバナナたちは、寒い冬の期間に花を咲かせたものです。

目次

一年で一番甘い!夏のバナナを育てる「冬の栽培管理」

バナナは、成長に高い温度を必要とする熱帯の果物です。今の時期(夏)のバナナは、たっぷりの温度と日光を吸収しているため、一年の中で最も甘く仕上がっています。

厳しい冬を乗り越え、この最高の甘さを皆様の元へお届けするためには、冬の期間の徹底した管理が欠かせません。冬の管理に失敗すると、今の時期に収穫できなくなってしまうため、岩永農園では以下のような工夫を行っています。

  • 徹底した温度管理:外気温が一桁になる厳寒期でも、ハウス内は常に12℃以上をキープし、バナナの成長を止めません。
  • 日照条件の最適化:太陽の光がバナナ全体によく当たるよう、葉の枚数を減らして調整(間引き)します。
  • 栄養の集中:栄養が分散しないよう、バナナの木自体の数を減らし、一つ一つの実にうま味を凝縮させます。

このような多大なコストと手間をかけることで、ようやくこの時期に美味しいバナナを収穫することができます。

国産バナナ「グロスミッシェル」の収穫後に追熟させている写真

青いバナナが黄色くなる「追熟(ついじゅく)」の工程

バナナは木に生ったまま黄色くなるわけではありません。まだ皮が青い時期に収穫し、冷房の効いた専用の部屋で約2週間ほど「追熟(ついじゅく)」させます。

皆さんがいつも見ている黄色いバナナへと変化したら、いよいよ出荷の合図です。皆様の手元へ届くよう、丁寧に送り出していきます。

岩永農園が手間ひまかけて育てた、甘みがたっぷりと乗った国産バナナ「グロスミッシェル」を、ぜひ一度食べてみてください。

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この記事を書いた人

「おいしいバナナは、良い土から。」
私たちはそう考え、化学肥料を一切使わず、手作りの堆肥と有機質肥料で土づくりを行っています。
岩永農園のある佐賀県鹿島市は、有明海の豊かな自然に囲まれた土地です。ミネラルをたっぷり含んだ土で育つバナナは、甘みが強く、香り豊かな味わいになります。
自然の恵みと手間ひまを大切にしながら、一株一株を丁寧に育てています。

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